エリザベス・ブラックバーン、エリッサ・エベル著、森内薫訳:テロメア・エフェクト、NHK出版(2017)
テロメアは、1980年代にエリザベス・ブラックバーン発見したもので、人間を含めたすべての
動物の健康寿命と密接な関係があり、テロメアの保持が健康寿命増進に寄与することを明らか
にして、2009年にノーベル生理学賞を受賞した。
テロメアとは、動物の細胞の染色体の両端に存在する塩基対で、細胞が分裂するときに染色体を
保護する働きがある。健全な若者の細胞は十分な長さのテロメアを保持しているが、年をとるに
つれてテロメアが減少することがわかっている。テロメアの減少は年齢にもよるが、その減少の
仕方は身体的環境(食事、運動)、精神的環境(ストレス)に左右される。テロメアの長さが日々の
生活と健康にどう関連しているかを理解してコントロールすれば、テロメアの減少を抑え、健康
寿命を増進できるとブラックバーンらはいう。
本書はあらゆる環境について、健康寿命を増進するアドバイスを記述している。
病気になってからでは、治すのが大変なのです